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続々・狸ひろ、ついに登場する

おはようございます。8月の二次転職以来、ブログの訪問者数が伸びずに悩んでいるリアルひろです(苦笑

さてさて、狸ひろは「弟になった」という牛ひろ。その意味は…。と書いてから、実はどうしようかと悩んでいたりして^^;

では続きです。


確かに「弟になった」と牛ひろは言った。獅子ひろは確かにそう聞いた。

弟になった…ってなんだよそれ?

獅子ひろの頭の中で、その言葉がいたるところを駆けめぐった。もしかしたらデリケートな問題なのかもしれないと思ってみたりしたが、次の言葉が続かない。牛ひろと獅子ひろの間にちょっとした間ができた。

それを打ち破ったのは、本人である狸ひろだった。

「砂糖ください! お兄ちゃん!」

はいはい、といいながら龍ひろは角砂糖をカップに入れてやった。かき混ぜるためのスプーンを渡そうとしたが、その前に狸ひろは紅茶に口をつけた。

「ほらほら。それじゃ、砂糖が下にたまるでしょう。かき混ぜないと。」

獅子ひろは、「空気よめよな」と思いつつ、やはりどうしても気になる言葉を口にしようかどうか迷っていた。その間にも、狸ひろはおいしそうに紅茶を飲んでいた。

「弟になった…ってなんだよそれ。」

「ん? ああ、それは。」

牛ひろは、ごく普通に話し出した。獅子ひろは自分がつい口に出してしまった言葉にちょっと後悔した。

「あ、いや。そのー、ちょ、ちょっと待て。あのさー、ほら。うん、無理に言わなくてもいいんだ。あー、そのなんだな。急にだな、そんな焦らなくてもいいんだ。ほ、ほら、急がば回れとかいうじゃないか。うんうん、それだ、急がば回れ。ま、あとでもいいんだ。うん、まぁ、紅茶でも飲みながらだなぁ。」

獅子ひろはとても焦っているのが見え見えなのだが、ちらちらと狸ひろの方を見ながら、そぞらに口から言葉を発しているという感じだ。獅子ひろも考えたらしく、もしかしたらデリケートな話かもしれないものを、直接本人のいる前で言っていいものかどうかを考えたのだろう。

龍ひろがくすっと笑った。牛ひろもくすっと笑った。狸ひろは相変わらず紅茶をおいしそうに飲んでいる。いろいろと考えを巡らせ、焦っているのは獅子ひろ一人だ。

「ボクはお兄ちゃんだったんです!」

いきなり大声でしゃべったのは狸ひろだった。

龍ひろは突然しゃべった狸ひろの大声にびっくりしたが、ようやく口を開いた。

「ええ、獅子くんが生まれる前、狸ひろが生まれたんです。知っての通り、兄弟は3人まで。本当は獅子くんは生まれなかったはずでした。でも、ある日、狸ひろはまだ若いうちに亡くなったんです。事故でした。本当に事故でした。その後に獅子ひろが生まれたんです。」

獅子ひろは立ち上がったまま話を聞いていた。今度は牛ひろが口を開いた。

「その後に、ゆき姉妹が誕生したんだよね。それからしばらくは、僕たち3人と、ゆき姉妹の2人でやってきたんだ。そして、つい先日、サブギルドができた。」

どんどんと話は展開していくうちに、獅子ひろは頭が混乱してきたので、椅子に座って、紅茶に手を伸ばした。「俺は生まれてこなかったはずなのか」とちょっとした衝撃を受けつつ。

「サブギルド結成で、ゆき姉妹が異動した。そうすると、なかなか連絡がうまくいかない。そこで、もう一人のひろが生まれたんだ。生まれ変わった…というのは言い過ぎだけど、若くして亡くなった狸ひろの意志を継いで、新・狸ひろの誕生なんだ。」

書いてて、よくわからなくなってきたので、次回にまとめと言うことでw(つづく)

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